財団法人日本地図センター
普及啓発・教育支援

空中写真って何?

地図との「縮尺」の違い

地図は投影変換をしているため、1枚の地図上では、どこも同じ縮尺ですが、空中写真の場合は、地上に起伏があるため、1枚の空中写真の中でも、場所により縮尺が異なります。

写真の縮尺 = カメラの焦点距離 / レンズから地上までの距離

飛行機は飛行高度を変えないようにして飛ぶので、山頂の縮尺は大きく、谷底の縮尺は小さくなります。

したがって、通常、縮尺何分の1と言っているのは、その時に撮影した地区全体の概略の縮尺です。

正確には、場所によりそれぞれ縮尺は異なります。

空中写真は、レンズを通して中心投影されるため、高い建物などは外側に倒れて写ります。

なお、上記のような地盤や建物の高さによる空中写真の歪みを取り除いて、地図と同じように、同じ写真内ではどの場所も同じ縮尺になるように加工した写真(オルソフォト)を作成する仕事も当センターでお受けしております。

また、複数枚の写真をつないで1枚の写真にする加工(モザイク)も行っていますので、空中写真部(TEL 029-851-6657)にお問い合わせください。

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