財団法人日本地図センター
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講演会等

「地理文化講演会」は、広く一般の方々に地理と地図が生活に密着し、かつ不可欠なものであることを理解いただくとともに、地理の楽しさを伝えることを目的として開催しています。

お知らせ

  • 9/26:第12回地理文化講演会の情報を掲載、申込を開始しました。

 

第12回地理文化講演会 「地名の起源と争論」-地名は誰のものか-

【内容】我が国の地名研究の第一人者、国際舞台の第一線で活躍する田邉裕東京大学名誉教授に地名の起源と争論について語っていただきます。

地名は、地理的事物を客体とし、それを命名する地方から国家まで重層的な地域社会の主体の間に生まれた。その起源は普通名詞から固有名詞に進化してきた私的地名と、主体が主に社会的な立場から公認して共有した公的地名とが存在する。社会の政治・経済・社会の圏域拡大に伴って、主体が接触・重層化する過程で、特に境界付近で複数地名が誕生し、そのいずれを選択するかの争論が生まれる。主体が互いに独立した国家の場合、特に言語・文化をことにする場合には、地名は国家の重要な案件となり、国連では地名標準化会議を設けている。日本のように海洋によって他の主体と隔てられている場合には、「日本海」の呼称以外に地名の争論を経験していないので、地名の命名権が国の重要な権利・義務であるとの意識が薄い。

 

【講師】:田邉 裕氏(東京大学名誉教授)

【日時】2023年11月11日(土)14時~16時(開場13時30分)

【会場】日本地図センター1階セミナールーム(東京都目黒区青葉台4-9-6)

【アクセス】渋谷駅から徒歩約17分三軒茶屋方面バス「大坂上バス停」から徒歩約5分、池尻大橋駅(東急田園都市線)から徒歩約8分

 

【定員】50名(先着順)

【参加費】無料

【申込方法】最大2名様まで申込いただけます。どなたでも参加いただけます。「地理文化講演会参加希望」と明記の上、・お名前(参加の全員分、地図倶楽部会員は会員番号も)・代表者の連絡先(メールアドレスまたはFAX番号)を、メールまたはFAXでお送りください。

【申込先】<メール> ken2@jmc.or.jp  <FAX> 03-3485-5593

※お電話でのお申込みは承っておりません。ご注意ください。

 

【チラシ】

地理文化講演会担当

〒153-8522 東京都目黒区青葉台4-9-6
一般財団法人日本地図センター 地図研究所 文化事業部
TEL:03-3485-5417/FAX:03-3485-5593
E-mail:ken2@jmc.or.jp

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