横濱時層地図
横濱時層地図
「横濱時層地図」は、2010年発売以来、大変ご好評を頂いている「東京時層地図」の「横濱版」です。明治から現代までの時間を軸に、横浜の変遷を知ることができる地図アプリです。収録範囲には、横浜市・川崎市といった南関東を代表する政令指定都市を含んでいます。
横浜の発展は、江戸時代末期のペリー率いる黒船来港に始まります。日米和親条約及び日米修好通商条約が締結されると、当時は寒村であった横浜村に、各国の外国商館や外国人居留地の施設が置かれました。これにより明治時代の横浜は急速に都市基盤の整備や貿易による商業の発達が進みました。大正時代の関東大震災や昭和前期の第二次世界大戦の横浜大空襲で市街地は壊滅しましたが、1950(昭和25)年に制定された「横浜国際港都建設法」を契機に復興が進みました。高度経済成長以降の発展は著しく、湾岸部では埋立地の造成、市街地では急激な都市化が進み、現在の国際貿易都市「横浜」が形成されました。そして、2009(平成21)年に横浜市は、市制施行120周年と横浜開港150周年を迎えました。
本アプリは、横浜が歩んできた歴史を、130年前の文明開化期、明治のおわり、関東地震直前、昭和戦前期、戦後転換期、バブル期など時代を遡って眺めることができます。また、古地図と現在の地図や航空写真を簡単に切り換えて表示できますので、比較も容易です。現在の地図、航空写真はGoogleマップを使用しているため、インターネット接続が必要となりますが、古地図や地形といった地図データはアプリ内部に含まれますので、オフライン環境でも地図の表示が可能です。
時代のうねりに飲まれながらも華やかに変化を遂げて来た横浜の姿を、今こそじっくりと見つめ直してみませんか?このアプリがあなたを時間旅行にご案内します。
表示地図の種類
表示できるのは、7つの時期(文明開化期、明治のおわり、関東地震直前、昭和戦前期、戦後転換期、バブル期、現代)に航空写真や地形等を加えた10種類です。
本アプリで表示できる古地図は、国土交通省国土地理院が行っている旧版地図の謄本交付に基づいて入手し、モザイク及び色調補正などの画像処理を行っています。これら地図の交付手数料と画像処理には費用・時間がかかりますが、本アプリは上記の費用負担を感じさせない、手頃な価格でご提供いたします。

- 昭和2年修正 「2万5千分1地形図:荏田」を一部使用。
- 現代の地図;iOS5以前は「Google社のマップ」、iOS6以降は「Apple社のマップ」に変更。
表示範囲
表示範囲は下図の通りです。平成22年の国勢調査によると、この範囲内には約440万人もの人口が集中しています。

注意事項
- 表示地図の位置精度については、100%の精度を保証するものではありません。ご利用の際は、参考情報としてお取り扱い下さい。
- ファイル容量が1GB近くあるため、インストールには時間がかかります。ご了承下さい。
- 地図の接合部では、位置ずれが生じている場所があります。ご了承下さい。
- 一部の地図表示の際には、インターネット接続が必要となります。
- 使用している地図データは、法律等に基づく手続きを行っています。
- 事由の如何を問わず、本アプリケーションの利用に関して、利用者に生じた損害については、利用者がその全ての責任を負うものとし、一般財団法人日本地図センターは一切の責任を負いません。