SchoolGIS運用マニュアル(教師用)
GISとは?
最近、コンピュータがあらゆる分野で使用されています。地図の世界でも例外ではありません。
これまでは、地図というと紙に印刷された地図でした。1枚の紙に印刷された地形図や地図帳、道路地図などです。しかし、コンピュータと地図が組み合わさって、GIS(Geographical
Information System;地理情報システム)が生まれ、地図の利用が大きく変わってきています。
例えば、友人の家を訪問するとします。住所録で電話番号を調べ、さらに住所をもとに地図帳でその位置と最寄駅からの経路を考えます。GISでは、地図上に友人宅の位置や電話番号、住所や経路が記録できます。したがって、皆さんが年賀状で届いた友人の情報をGISを使って地図上に登録しておくだけで、必要に応じてすぐに情報を取り出して、調べることが出来ます。
地図のコンピュータ化ということでは、GISとは若干異なりますが、カーナビゲーションも当てはまります。目的地を入力するだけで、現在地からの最短経路を案内してくれて、運転には非常に便利です。
このように地図のコンピュータ化によって、私たちの生活はとても便利になってきています。今日は、このようなGISが教育にどのように活かせるのか、私ども(財)日本地図センターは「SchoolGIS」プロジェクトに取り組んでいます。
SchoolGISで利用できる機能のうち、特に以下の3つについて、詳しく操作方法を紹介します。
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ユーザーデータの登録と新旧地形図上での比較
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土地利用データの作成と比較
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標高データの作成とデータ出力
(1)ユーザデータの登録と比較
ユーザデータを利用することで、ピンポイントで情報を登録できます。つまり、アイコンとして地図と属性情報(名称や住所などの場所情報やホームページのURLやデジカメ画像などのハイパーリンク)を結びつけることができます。
さらに、登録したユーザデータを異なる地形図上で表示することで、その場所が過去にどうなっていたかがわかります。または、父母や祖父母に地域の情報を聞いて、古い地図上にプロットできれば、現在はどの場所になっているのかを調べることもできます。
実践授業に向けて

例えば、学校周辺は昭和2年発行の地形図では、大学や中学、高校など学校が集まっている場所は兵器庫だったことがわかります。
このことから、次のようなことを問題として、地域を再認識することができます。
・なぜ、学校部分が兵器庫だったのか?
・現在と道筋はどうか?
・大きく変わった部分は何か?
などを見比べて考察できます。
(2)土地利用図の作成と比較
土地利用図では、ある程度の範囲で地域の変化を調べることができます。土地利用図として項目ごとに着色し、それを異なる時期の地図と比較ができます。この比較するデータは、同じ生徒が作成したデータでも構いませんが、新旧を2名で分けても画像を統合することで集計できます。もしくは、グループ単位で作成範囲を分割して、それらを寄せ集めて集計することもできます。これらは、すべて重ね合わせ地図で地図を重ねて開くことで可能です。
実践授業に向けて

これらの変化をもとに、
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大きく変わった場所はどこか?
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この地域の昔の景色はどうだったか?
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この地域の生活はどうだったか?
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なぜ、道路は曲がっているのか?
などの課題で、さらに調べることができます。
皆さんも自分の学校の周りで調べてください。
(3)標高データの作成とデータ出力
ここでは、現在と過去の地形を比べる作業を紹介します。
3)実践授業に向けて
数値地図50mメッシュ(標高)が表示できるソフトを利用すると、作成したデータを表示できます。最新の標高データはCD-ROMで提供していますので、旧版地形図からデータを作成することで、新旧の地形変化を調べることができます。
標高データで比較することで、地形変化を調べることができます。例えば、
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開発により地形がどのように変わったか?
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生活にどのような変化があったか?
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なぜ、道路は曲がっていたのか?
などの課題で調べることができます。
ただし、この作成ツールは簡易版のため、大規模に地形改変が起きた場所でないと、明らかな変化を見ることができません。
場所を選んで、ご利用ください。
ご質問は、こちらにメールください。E-mail:maps@jmc.or.jp