なにをするところなの?
老人ホームには二つのタイプがあります。一つは、元気なお年寄りが安心して高齢期の生活を楽しむ住宅型の老人ホームです。もう一つは、高齢になり介護が必要になって家庭でそのお世話が大変になったときに利用する介護型の老人ホームです。また、介護者の休養などの理由で、一週間くらいの短い期間だけ老人ホームを利用できる制度もあります。
これから、ますますお年寄りが増えてくる世の中になります。老人ホームはお年寄りのためだけではなく、ご家族のためにもその役割は重要になってきます。
いつからあるの?
歴史的には、非田院(ひでんいん)という、身寄りのないお年寄りを集めてお世話をする場所が昔からあったといわれています。明治時代以降、社会事業(福祉)の制度が整えられてくるにしたがってお年寄りの施設も発展してきました。
戦後になって、生活保護法という法律により貧しいお年寄りのための老人ホームができましたが、1963年(昭和38年)の老人福祉法という法律によって、介護型の特別養護老人ホームの整備が進むようになりました。
さらに、2000年(平成12年)の介護保険法という法律によって、介護型の老人ホームや介護を主なサービスとする有料老人ホームが数多くできてきました。
現在、全国に介護老人福祉施設は5,083カ所、約358,000人の方が利用しています(2004年11月)。
どのようなところなの?
ちょっと病院のような感じもするけれど、老人ホームは毎日の生活の場なのでクラブ活動や行事などがあり、そこでの生活に生きがいを持っていただくようなお世話をします。最近では、小さい単位で普通の生活づくりを目指した、ユニット型の老人ホームが注目されています。
老人ホームで働く人には、介護福祉士や看護師、それから社会福祉士や介護支援専門員などがいて、それぞれ専門的なお世話をしています。
どこにあるの?
昔は郊外の静かなところにつくられることが多かったけれども、最近はなるべく町の中で社会から離れない、家族とも面会しやすいところにもできています。
もっと知るために
参考になるホームページ
インターネットの検索サイトにおいて、「特別養護老人ホーム」という単語で検索すると、全国の老人ホームのホームページを見ることができます。個々の老人ホームのようす(建物やサービスの内容など)が分かります。
参考になる本
お年寄りのケア知恵袋
[著 橋本正明(編)/1996/ミネルヴァ書房]
こんな介護施設を選びなさい
[著 山井和則/2002/ミネルヴァ書房]
個室ユニットケアで介護が変わる
[著 外山義(編)/2003/中央法規出版]
橋本委員監修
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