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日本国際地図学会 学会賞


第5回(平成23年度) ー受賞者の所属は、受賞当時のものー

論 文 賞
 小荒井衛 会員(国土地理院),佐藤 浩 会員(国土地理院),中埜貴元 会員(国土地理院)
受賞理由: 上記三会員共著の論説「航空レーザ測量による植生三次元構造を反映した植生図の作成」(「地図」48巻3号掲載)は,航空レーザ測量データにより,植生の三次元構造を捉えて植生図として表現する手法を開発しようとしたものである。詳細な地形データだけではなく,植生をはじめとするさまざまな環境指標の図化に応用することが期待されている航空レーザ測量の可能性を具体的に示したことは,高く評価される。
 
論文奨励賞
 該当者なし
 
作 品 賞
 田邉 裕 会員(元 帝京大),谷治正孝 会員(元 帝京大),滝沢由美子 会員(帝京大)
受賞理由: 帝京大学地名研究会(上記三会員と渡辺浩平氏(帝京大))による「地名の発生と機能−日本海地名の研究−」(2010)は,16世紀から19世紀までの世界地図や日本周辺の地図約50点を時系列順に掲載するとともに,これらの地図学的・地名学的な分析により日本海地名の定着過程を明らかにした著作物である。丹念な古地図収集と先入観を排除した考察により,日本海地名問題に学術的な観点で一つの結論を導いたものであり,高く評価される。
 
教育普及賞
 森 泰三 氏(岡山県立岡山一宮高教諭)
受賞理由: 森氏は,高等学校の地理の授業において,地図・地理情報システムの活用を積極的に図ってきた。また,地域地理科学会の年次大会の一環として行われる高校生によるポスター発表において,同氏の指導により,勤務校の生徒が地図や地理情報システムを用いて行った研究を多数発表している。これらのことから,同氏は教育普及賞にふさわしいと認められる。
功 労 賞

 阿部三樹 会員,梶田一雄 会員,久木田順一 会員,佐野 充 会員,田代 博 会員,

   常住春夫 会員,藤井英行 会員,藤本一美 会員,藤原 茂 会員,山崎正躬 会員,

   山田 誠 会員,横川 孝 会員,寄藤 昂 会員 (13名)

受賞理由: 長期にわたり,会員として日本国際地図学会の活動に貢献された。

第5回日本国際地図学会学会賞 授賞式  (平成23年度通常総会 於(財)日本地図センター研修室 2011.2.26.

 *所属は受賞当時のもの*

論 文 賞

小荒井 衛 会員(左),佐藤 浩 会員(右)

 

作 品 賞

田邉 裕 会員(中央),谷治正孝 会員(左),滝沢由美子 会員(右)

教育普及賞

森 泰三 氏

(岡山県立岡山一宮高教諭)

功 労 賞

寄藤 昂 会員

−受賞者を代表して−

 


第4回(平成22年度) ー受賞者の所属は、受賞当時のものー

論 文 賞
 石田恵一 会員(AIGコーポレート・ソリューションズ(株),森田 喬 会員(法政大学)
受賞理由: 両会員共著の原著論文「イメージマップおよび視覚的データ分析による街路イメージの日仏比較」(「地図」47巻1号掲載)は,街路を事例として,建築・都市計画学の手法を取り入れ,日仏で調査を行った研究論文である。空間イメージに関するデータを分析し,日仏で空間がそれぞれどのように認知されているかを明らかにしたものであり,地図表現の研究に新しい視点を提示した論文として高く評価される。
 
論文奨励賞
 渡邉英明 会員(大阪大学大学院生)
受賞理由: 同会員の単著論文「近世在方町における絵図作成の特色 −武州小川を事例として−」(「地図」,47巻2号掲載)は,近世在方町の絵図の特色について多くの史料に基づいてていねいに論じたものである。古地図研究としても郷土研究としても手本となるような内容であり,高く評価される。
 
作 品 賞
 島方洸一 会員,立石友男 会員,井村博宣 会員(日本大学)
受賞理由: 島方会員が企画・編集統括し,立石・井村両会員が編集委員となって作成された『地図で見る西日本の古代』(2009年,平凡社刊行)は,明治期の5万分の1地形図上に古代の都城,街道,条理などを示した一種の地図帳である。忍耐強い作業により,地図という表現様式を活用して古代の国土の姿を正確に復元した労作であり,地理学的にも歴史学的にも貴重な学術資料として高く評価される。
 
教育普及賞
 埼玉県立文書館地図センター
受賞理由: 同センターは,地図に関する知識や活動方法等の啓発,普及を行うために設置されたもので,1993年以来,年2回以上の地図教室を開催し,読図と野外観察を組み合わせた生涯学習事業を実施している。2002年以降は,年2回のうち大人向けと子供向けをそれぞれ1回ずつ開催している。これまで受講者延べ人数は600人以上となっている。こうした取り組みは,地図の教育普及事業として高く評価される。
功 労 賞

 飯村義雄 会員,伊東重光 会員,伊藤  等 会員,齊藤忠光 会員,相模  裕 会員,

   坂本信生 会員,坂本睦士 会員,田林  明 会員,中川  章 会員,長瀬  信 会員,

   二瓶直子 会員,保谷忠男 会員,堀野正勝 会員,山口雅功 会員,山本  晃 会員 (15名)

受賞理由: 長期にわたり,会員として日本国際地図学会の活動に貢献された。

 島方洸一 会員(日本大学)

受賞理由: 日本大学文理学部では,2004年に「伊能忠敬の日本図展」を開催したのをはじめとして,これまで毎年,地図に関する展示を行っている。この地図展は,江戸・東京やシルクロードなどを対象としたものを中心とし,空襲や災害をテーマに取り上げるなど,ユニークな企画のもとに開催されてきた。島方会員は,学部長・教授としてこれらの地図展の開催を一貫して強力に推進し,わが国の地図学の進歩に大きく貢献した。
   
   
特 別 賞
 外邦図研究グループ(代表 小林 茂会員(大阪大学))
受賞理由: 外邦図研究グループは,貴重な学術資料である外邦図について,地図学的・地理学的な研究を行うだけでなく,それを集成し,デジタルアーカイブ化を進めてその公開を図ってきた。2008年には日本国際地図学会定期大会でシンポジウム「外邦図の集成と多面的活用−アジア太平洋地域の地理情報の応用をめざして−」を開催するとともに,機関誌「地図」に宮澤 仁・照内弘通・山本健太・関根良平・小林 茂・村山良之を著者とする「外邦図デジタルアーカイブの構築と公開・運用上の諸問題」を著し,活動の意義や成果を明らかにしている。さらに2009年には,小林茂会員を編者とする『近代日本の地図作製とアジア太平洋地域』(大阪大学出版会)を刊行し,アジア太平洋地域の国際的な視点も含めた研究成果を明らかにした。この一連の活動は,日本の地図史料の保存と活用,地図文化の継承を図り,地図学の発展に大きく貢献するものであると認められる。
   
    

第3回(平成21年度) ー受賞者の所属は、受賞当時のものー

論 文 賞
 川村博忠 会員(元山口大学) 
受賞理由: 同会員共著の原著論文「正保日本図と北条氏長の作図技術に関する若干の考察」(「地図」46巻4号掲載)は,これまで多くの研究課題が残されていた正保日本図に関し,現存する図の作製時期,再製図の作図技術などについて著者なりの結論を呈示しているもので,今後の正保日本図研究の足がかりとなる論文として高く評価される。
 
論文奨励賞
 林紀代美 会員(金沢大学)
受賞理由: 「はやしきよみ」名で発表された同会員の単著論文「お絵描き地図の魅力と可能性−まずは楽しく描いてみよう,出かけてみよう!−」(「地図」,46巻2号掲載)は,「お絵描き地図」作家としての経験談と,それに裏打ちされた地図教育の方法を論じたもので,地図普及にとって多くの示唆を含む点で高く評価される。
 
作 品 賞
 今尾恵介 会員
受賞理由: 同会員が企画に参画し,監修した「日本鉄道旅行地図帳」(全12巻,2008年〜,新潮社刊行)は,従来のこの種の出版物とは異なり,正確な地図を掲載しその重要性が示されたことが話題となったほか,鳥瞰図など工夫された地図表現も用いていること,鉄道の改廃等について詳しい情報が示されていることなど,地図作品として,また学術資料として高く評価される。
 
教育普及賞
 菊池洋子 氏(藤沢市教育文化センター)
受賞理由: 同氏は中学校国語科の教員であったが,2004年度に藤沢市教育文化センターに着任,2005年度から同市社会科研究部会によるGISを用いた授業研究の運営に力を注いだ。特に市内の小中学校のパソコンへの教育用GIS導入や市のDMデータの学校への無償提供に尽力し,3カ年で小中学校の1800台のパソコンにGISソフトが搭載されるようになった。このGISは社会科のみならず,総合的な学習の時間などでも活用され,2007年には実践事例をまとめた報告書「新しい地域学習〜市民性の育成〜」が作成されている。藤沢市のこの取り組みは公教育におけるGIS活用の先進事例として知られており,高く評価される。
功 労 賞

 青木英一 会員,青木栄一 会員,赤桐毅一 会員,畦地稔生 会員,足立卓三 会員,

 安仁屋政武 会員,池田晶一 会員,石高信雄 会員,石原一郎 会員,石原 侑 会員,

 市川清次 会員,乾 満夫 会員,今村久夫 会員,井元敏男 会員,大友 篤 会員,

 茅原 弘 会員,喜多昭一 会員,北尾日出彦 会員,小疇 尚 会員,後藤良一 会員,

 笹木義友 会員,式 正英 会員,實 清隆 会員,鈴木美奈男 会員,田中義治 会員,

 谷井文夫 会員,千歳壽一 会員,鶴見英策 会員,名草 弘 会員,西村弘人 会員,

 新田純弘 会員,韮沢庸昭 会員,野上純與 会員,野上道男 会員,野々村邦夫 会員,

 坂野祐弘 会員,檜谷哲夫 会員,平井 雄 会員,藤井宏志 会員,細井将右 会員,

 堀 信行 会員,堀口萬吉 会員,正木英雄 会員,松村祝男 会員,水田義一 会員,

 宮内 守 会員,宮林 優 会員,村田孝一 会員,森田 豊 会員,谷治正孝 会員,

 吉田榮夫 会員,和田昌昭 会員。(52名)

受賞理由: 長期にわたり,会員として日本国際地図学会の活動に貢献された。

 (株)ゼンリン(特別会員)

受賞理由: 2008年10月11日〜12日に北九州市で開催された第42回地方大会について特段の支援を行うなど,本学会の活動に貢献した。
  
  

第2回(平成20年度) ー受賞者の所属は、受賞当時のものー

論 文 賞
 村越 真 会員(静岡大学) ・ 小山真人 会員(静岡大学)
受賞理由: 両会員の共著論文「火山ハザードマップの読み取りに対するドリルマップ提示の効果」(「地図」45巻4号掲載)は,専門家意外にはわかりにくいとされる主題図の普及策という,これまで問題視されながらも研究が立ち後れていた課題に取り組み,新しい研究分野を拓いた論文として高く評価される。
 
論文奨励賞
 佐藤崇徳 会員(沼津工業高等専門学校)
受賞理由: 同会員が筆頭著者となっている論文「アナグリフによる地形実体視と地理教育での利用」(「地図」,45巻1号掲載)は,教育現場での実践に基づき「実体視」の効果を説き,実用性の高い教育手法を示した点で高く評価される。
 
作 品 賞
 渡辺一郎 会員(伊能忠敬研究会) ・ (財)日本地図センター(特別会員)
受賞理由: 渡辺会員が監修し,日本地図センターが編集して2006年12月に刊行された「伊能大図総覧」は,海外で繰り返し調査を行うなどして発掘した伊能大図のすべてをそろえ,精緻な印刷で複製したもので,学術資料としてきわめて大きな価値がある。高価であるにもかかわらず予定の300部が完売となったことも評価の高さの現れである。
 
教育普及賞
 大野 新 氏(筑波大附属駒場中・高教諭)
受賞理由: 10年以上にわたり,地形図学習から環境地図作成までを体系的にカリキュラムの中に取り入れ,生徒の環境地図の作品多数を毎年「私たちの身のまわりの環境地図作品展」に応募するように指導するなど,地図教育の実践に取り組み,大きな成果を上げている。
功 労 賞

 浅場 清 会員,岩田順正 会員,櫻井正美 会員,鈴木純子 会員,

 田中康夫 会員,田村正明 会員,矢ヶ崎孝雄 会員。(以上7名)

受賞理由: 長期にわたり,会員として日本国際地図学会の活動に貢献された。
  
  

    

第1回(平成19年度) ー所属は受賞当時のものー

論 文 賞
 川名  禎 会員 (國學院大学(非))
受賞理由: 同会員の単著論文「二王座村絵図にみる臼杵城下の景観と地域構成」(「地図」44巻3号掲載)は,近世の村絵図を詳細に分析し,当時の地域構成や景観について歴史地理学的に論じた優れた論文である。
 
論文奨励賞
 渡辺 理絵 会員 (茨城大学(非))
受賞理由: 同会員が筆頭著者となっている論文「日本−中国間の地図作製技術の移転に関連する資料について」(「地図42巻3号」掲載)は,明治期の日本による清国の測量・地図作成技術者養成について資料を発掘し,多くの事実を明らかにしたものである。
 
作 品 賞
 特別会員 (株)昭文社
受賞理由: 同社発行の「帰宅支援マップ」シリーズは,大地震時に誰もが帰宅困難者となる可能性と,その場合の帰宅ルートの情報の必要性を示すもので,地図制作者の立場から社会に広く警鐘を鳴らすとともに,地図の重要性を広く認識させるものとなった。
 
教育普及賞
 小野寺 徹 会員 (北海道滝川高校)
受賞理由: 毎年旭川で行われ,世界的規模の地図作品展となっている「私たちの身のまわりの環境地図作品展」の実行委員長を長く務めるとともに,内外の教育関係者が利用している「環境地図づくりマニュアル」を執筆編集した。また,勤務校においても地理教育,地図教育に力を注ぎ,毎年勤務校から上記地図作品展に多数の応募がある。
功 労 賞

 赤見高好 会員,浅海重夫 会員,跡部 治 会員,阿部正道 会員,五百沢智也 会員,

 五十嵐勇作 会員,池田 碩 会員,石黒義三 会員,石山 洋 会員,今井健三 会員,

 岩佐武彦 会員,岩戸 榮 会員,内田 実 会員,大澤貞一郎 会員,大嶋太市 会員,

 大竹一彦 会員,大竹俊紀 会員,上西時彦 会員,河本哲三 会員,高地伸和 会員,

 小崎修司 会員,坂上由一 会員,佐藤 久 会員,鈴木美和子 会員,須原芙士雄 会員,

 瀬戸玲子 会員,高橋堅造 会員,高橋 仁 会員,橋 正 会員,高村弘毅 会員,

 田中完一 会員,田邉 裕 会員,中條久雄 会員,角田新之助 会員,手塚博禮 会員,

 富樫慶夫 会員,永田文夫 会員,中村静夫 会員,中村六郎 会員,成沢竹次 会員,

 野川 潔 会員,橋本良一 会員,原田 肇 会員,樋口米蔵 会員,平野利子 会員,

 星野 朗 会員,堀 淳一 会員,馬籠弘志 会員,松岡 洋 会員,松田博幸 会員,

 三浦 肇 会員,水越允治 会員,村上一幸 会員,村松吉雄 会員,森規矩雄 会員,

 山口 學 会員。(以上56名)

受賞理由: 長期にわたり,会員として日本国際地図学会の活動に貢献された。

 

 

 

 


  

ご 案 内 入会手続き 会  則 メーリングリスト

行事予定

特別講演リスト 役員名簿 学 会 賞 地図展優秀地図 National Report