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Q26:「雨裂」ってなに?

雨裂 A:雨裂(うれつ)とは、雨水の流れなどによって斜面に生じる幅の狭い線状の崩壊地で、斜面の最大傾斜の方向に崩壊した土砂を押し出したものです。したがって、崩壊の頭部はわずかに谷地形を示し、下部は押し出された土石が累積し、あるいは小規模に堆積しています。
火山の斜面などに多く、2万5千分1地形図の浅間山の南斜面や三宅島雄山などにたくさん表示されています。
この「雨裂」の名称と記号は、2万5千分1地形図では平成14年の図式からこのように決められました。

Q27:地図記号ってどれくらいあるの?

A:地図の記号の数や種類は、それぞれ地図の縮尺によって異なります。
地図を作成するためには作成する“きまり”を作って実施しています。
この“きまり”は、例えば2万5千分の1地形図ですと「平成14年2万5千分の1地形図図式」といって、“きまり”を作った年度を併記しています。これに基づいて地図を作成するわけですが、この“きまり”を決めた項目が下記の表のとおりです。一つの項目にはいくつかの記号について書いてあったり、記号について関係ないことが書いてあったりしていますので、地図記号だけについて数えると表の下の数字になります。


国土地理院地形図の地図記号数

1万分1地形図 2万5千分1地形図 5万分1地形図
図式で定められてる項目数 111 171 124
図式で定められてる記号数 約140 約170 約170

Q28:日本で磁針偏差値が東偏の所ってどこ?

A.磁針偏差値が東偏の所は、小笠原の南鳥島です。
現在発行されている地形図は、平成4年修正で 「東偏約5°30′」となっています。なお、地形図に表示する磁針偏差は10分単位で整理されています。


<関連するQ&A>

Q7: 磁北、方眼北とはなにか?

Q8:真北と磁北が合致しないのはなぜか?

Q29:どうして地形図はUTM図法なの?

A:UTM図法は、Universal Transverse Mercator's Projection の略称で、日本語では「ユニバーサル横メルカトル図法」と呼ばれています。
この図法は、中縮尺(縮尺10万分1~1万分1のこと)地図の図法として、下記の理由より最適であるため、日本の地形図にも採用されました。


1  両極に近い高緯度地区を除いて地球を60のゾーンに分けて、それぞれの平面に投影することから、どこの国の陸地であってもこの図法を適用できる。
2  この図法によって作成される地図は、いずれの地区であっても(距離の)歪みが6/10000以内に収まるようになっていて、特別の用途の場合を除き、作成された地図の上で歪みを問題にする必要がない。
3  図法は「正角条件」を備えている。地球上の経緯線はどこでも直交しているが、地図においてももそれが再現されている。
4  定められたゾーン(経度差6°)の中にある地図は、隣図相互に平面上で貼りあわせることが可能である。


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